プロクリエイトとクリスタはデータ共有できる?データ移行と互換性を徹底解説

この記事では、PSD形式を活用することでプロクリエイトとクリスタ間のスムーズなデータ移行を実現する方法を詳しく解説します。

プロクリエイトとクリスタのどちらも使っている方にとって、両アプリ間でのデータ共有ができるかは気になるポイントですよね。

互換性や注意点も含めて、プロクリエイトとクリスタ間でのデータ共有の詳細を知りたい方はこの記事を読み進めてください。

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目次

プロクリエイトとクリスタ間での共有は可能!PSD形式との互換性がポイント!

プロクリエイトとクリスタの間でデータを共有したいと考えるユーザーにとって、重要なのは「PSD形式との互換性」です。

この形式はAdobe Photoshopで使用される標準的なファイル形式で、プロクリエイトとクリスタの両方が対応しています。

そのため、PSDを使えばレイヤーや透明度などの情報を保ったままファイルをやり取りできるのです。

特に、作品の途中段階で作業を切り替える場合や、外出先でプロクリエイト、帰宅後にクリスタというスタイルでも大変便利です。

互換性が高いPSD形式を活用することで、両アプリの強みを活かしながら制作の幅を広げることができます。

PSD形式を使えば両アプリでの編集が可能になる

PSD形式は、画像を構成する各レイヤーの情報をそのまま保存できる特徴があります。

これにより、プロクリエイトで作成したデザインを、後からクリスタでそのまま編集することが可能になります。

逆も同様で、クリスタで制作したイラストをプロクリエイトに取り込んで、iPadでの作業を続けることもできます。

デザインの雰囲気や細かいレイヤー設定を損なうことなく移行できるのは、PSD形式の大きなメリットといえるでしょう。

レイヤー情報が保持されるため作業の引き継ぎがスムーズになる

PSD形式を利用すると、背景・線画・色分けなどの各レイヤーを分けたまま保存できます。

そのため、再編集や加筆を行う際にも、最初からやり直す必要がなく、効率的に作業を引き継ぐことができます。

たとえば、線画だけをプロクリエイトで描いて、着彩はクリスタで行うといった使い方も可能です。

レイヤー構造をそのまま維持できることは、制作フロー全体の時短にもつながります。

プロクリエイトもクリスタもPSDファイルの読み込みと書き出しに対応している

プロクリエイトでは、作品を書き出す際にPSD形式を選択することができます。

また、PSDファイルを直接読み込んで編集することも可能です。

もう一方のクリスタも、PSDファイルの読み込み・書き出しにしっかり対応しています。

そのため、両アプリを併用しているユーザーにとっては、特別な変換ソフトを使う必要もなく、非常にスムーズな連携が可能です。

プロクリエイトからクリスタへ共有!データの移行手順を解説!

プロクリエイトで制作した作品をクリスタで仕上げたい場合、データの移行手順を正しく理解しておくことが大切です。

幸い、両アプリともPSD形式に対応しているため、基本的には簡単に共有できます。

ここでは、プロクリエイトからクリスタへデータを移行する手順を3ステップでわかりやすくご紹介します。

手順①:プロクリエイトで共有ファイルをPSD形式に書き出す

まず、プロクリエイトで開いている作品を「アクション」メニューから書き出しましょう。

「共有」→「PSD形式」を選ぶことで、レイヤー情報を保持したまま書き出すことが可能です。

このとき、「レイヤーの統合」を避ける設定になっているか確認してください。

統合された状態で書き出すと、後から編集しづらくなるため注意が必要です。

手順②:プロクリエイトで書き出したファイルをクラウドストレージなどに転送

PSD形式で書き出したファイルは、iPad内だけではなく、クラウドストレージ(例:Dropbox、Google Drive、iCloud Driveなど)に保存することで、他のデバイスと簡単に共有できます。

ファイルアプリを活用して、目的のフォルダに移動しておくと、後で探す手間が省けてスムーズです。

USBやAirDropを使った転送も可能ですが、クラウドを使う方が作業の自由度が高まります。

手順③:クリスタでPSDファイルを開く

クリスタを起動したら、「ファイル」→「開く」からPSDファイルを選択しましょう。

レイヤー構造や解像度などが維持された状態で、プロクリエイトで作成した作品をそのまま開くことができます。

万が一レイヤーが正しく表示されない場合は、プロクリエイト側での書き出し設定を見直すことをおすすめします。

一度正しい手順を覚えてしまえば、以降は快適にデータ移行ができるようになりますよ。

クリスタからプロクリエイトへ共有!データの移行手順を解説!

クリスタで描いた作品をiPadのプロクリエイトで仕上げたい場合にも、PSD形式を使えばスムーズにデータを移行できます。

レイヤーや解像度などの重要な情報を保ったまま共有できるので、制作の自由度が高まります。

ここでは、クリスタからプロクリエイトへデータを移行するための手順を3ステップで解説します。

手順①:クリスタで共有ファイルをPSD形式に書き出す

まず、クリスタで完成した、もしくは途中の作品ファイルを開きます。

次に「ファイル」→「別名で保存」または「複製を保存」を選び、保存形式を「PSD(Photoshopドキュメント)」に設定して保存をしましょう。

手順②:クリスタで書き出したファイルをクラウドストレージなどに転送

書き出したPSDファイルは、クラウドストレージ(Google Drive、Dropbox、iCloud Driveなど)にアップロードしておくと便利です。

特にiPadとPC間でのやり取りにはクラウドが最も効率的で、ファイルの移動や確認も簡単です。

USBメモリやSDカードリーダーなどの物理的な手段を使う方法もありますが、環境によっては接続トラブルが起きやすいため、安定性のあるクラウド利用をおすすめします。

手順③:プロクリエイトでPSDファイルを開く

プロクリエイトを開いたら、クリスタから共有したPSDファイルを選びます。

正常に読み込めれば、レイヤー情報もそのまま表示され、すぐに続きを描き始めることができます。

ただし、読み込んだ際に一部のフォントやブラシが置き換わる場合がありますので、読み込み後の状態を必ず確認してください。

ここまでのステップをしっかり押さえておけば、クリスタからプロクリエイトへの移行もスムーズにできます。

プロクリエイトとクリスタ共有時の注意点を5つチェック!

PSD形式を使えばプロクリエイトとクリスタの間でデータ共有は可能ですが、完全に同じ状態で再現されるとは限りません。

特に細かな表現や設定にこだわる作品では、予期しない変化が起こることもあります。

ここでは、共有時に気をつけたい5つの注意点をご紹介しますので、事前に確認しておくことでトラブルを回避しましょう。

注意点①:一部のブラシやエフェクトが再現されない

プロクリエイトとクリスタでは、使用できるブラシの種類や描画エンジンが異なります。

そのため、特殊なブラシや質感エフェクトなどは、別のアプリで開いた際に正しく再現されないことがあります。

特にカスタムブラシを多用している場合は注意が必要です。

描画の再現性を保ちたい場合は、該当レイヤーをラスタライズ(画像化)しておくという対処法も検討しましょう。

注意点②:フォントが置き換わる場合がある

テキストレイヤーを含んだPSDファイルを移行する際、プロクリエイトまたはクリスタにそのフォントがインストールされていないと、自動的に代替フォントに置き換わることがあります。

フォントの種類によってはデザインの印象が大きく変わることもあるため、可能であればラスタライズしておくか、使用するフォントを両アプリで統一するのが理想的です。

注意点③:レイヤーが統合されて1枚のPNGになってしまう

PSD形式で保存する際の設定によっては、レイヤー構造が維持されず、すべてのレイヤーが統合されて1枚の画像になってしまうことがあります。

この状態では、再編集が難しくなるため、必ず「レイヤー保持」設定が有効になっているかを確認しましょう。

また、iCloudやDropboxを使ってファイルを転送する際に、自動変換や最適化によって統合されてしまうケースも稀にあるため注意が必要です。

注意点④:解像度やカラーモードが変更されることがある

ファイルを開く環境によっては、解像度(dpi)やカラーモード(RGB/CMYK)が変更されることがあります。

とくに印刷用途を想定した作品では、カラーモードの変更が色味に影響を与える可能性があるため注意が必要です。

書き出しや読み込みの前後で設定値を確認し、必要に応じて手動で調整しましょう。

注意点⑤:プロクリエイトはレイヤー数を制限する

プロクリエイトでは、キャンバスサイズや解像度に応じて使用できるレイヤー数が制限されます。

そのため、クリスタからレイヤー数の多いPSDファイルを読み込むと、一部のレイヤーが削除または統合されてしまう可能性があります。

事前にレイヤー構成を整理し、重要なレイヤーを保護した上で書き出すことをおすすめします。

どうしても必要な場合は、複数のファイルに分けて移行するなどの工夫も有効です。

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プロクリエイトとクリスタで共有する方法についてまとめ

プロクリエイトとクリスタの間でデータを共有するには、PSD形式を活用するのが最も確実で便利な方法です。

レイヤー情報を保持したまま移行できるため、編集の自由度を損なうことなく制作を続けることができます。

ただし、使用するブラシやフォント、アプリごとの仕様の違いによって、完全な互換は難しい場合もあります。

本記事で紹介した注意点を押さえておくことで、よりスムーズな共有と快適な制作環境を実現できるでしょう。

共有の手間を減らして、両アプリの特長を活かしたクリエイティブな作品づくりに役立ててください!

プロクリエイトとクリスタどっちがいいのか比較した記事がありますので、ぜひ参考にしてください。

>>プロクリエイトとクリスタどっちがいいのかを解説!

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